囲碁SNS goxi

賽は投げられた。
全てが終わり、全てが始まろうとしている。
私は囲碁界から完全引退し、第三の人生に踏み出すことにした。

もうプレイヤーとして、優勝を目指して戦うことはないだろう。
最高位戦で直太君に敗れ、グランドスラムは達成できなかったが、最後の年に、アマ本因坊、世界アマで優勝できたので悔いはない。アマ本全国大会で燃え尽きた。引退を意識してから、勝負師として一番必要な「闘争心」が、自分の中になくなっていた。

ケーブル杯の森崎戦が事実上の引退試合になった。
この人には若い頃から負かされ続けた。公式戦で２０連敗までは覚えているが、それ以降は数えていない。少なくとも３０回以上は負けており、勝ったのはわずか数回。最後まで追いつけなかった。

普及活動からも身を引く。本年度でＮＰＯ理事は辞任し、道半ばだが、残った人にすべてを託す。普及への情熱がなくなったわけではない。別の形で普及活動を応援し、囲碁界に恩返しをしたい。

禍福は あざなえる縄の ごとしか。
第三の人生があるとは夢にも思わなかったが、全てを賭けることにした。
大きな試練が待っている。波乱に満ちた人生になろう。

こども囲碁まつり、親睦交流囲碁大会を終えたら、生まれ育った長崎の地を離れ、単身上京する。詳しい事情は今は書けない。

長崎の関係者をはじめ、色んな方にたいへんお世話になった。
goxiをはじめて１年数か月だが、直接、間接的に多くの人と知り合いになれた。
今後はあまり顔は出せないが、心からお礼を申し上げたい。

一平さんの献身的な協力で、役に立たない囲碁講座も「役に立つ囲碁講座」に生まれ変わり、囲碁教材等データシステムや添削システムもできた。一平さんには感謝してもしきれない。責任を持ってこれだけは続けていきたい。
一平さん、ありがとうございました。
http://ippei.my.coocan.jp/bijin_shikatukoza.html

みなさん、ありがとうございました。

※　機会があれば自分の囲碁人生について、振り返ってみたいと思います。

..