こちらも主に初級から初段くらいまでのひとには有意義かもしれませんという内容です。
みなさんは対局中目算をどれくらいしますか?自分は序盤から中盤に差し掛かる時に一度、中盤から終盤に差し掛かる前にもう一度。この二回は必ずするようにしています。
ただ、荒らしに行く時や、消しに行く時など変化が著しくありそうな場合も目算は多々行います。
目算方法としては、一目ずつ数える方法があります。当然時間がかかります。
今回は特に序盤で役に立つ目算方法を書こうと思います。知っている人や、既にやっている方ごめんなさい。
近年ネット碁の普及により、生碁を打ったことがないという人も増えました。当然整地をすることがないので盲点になりがちな整地の形を使った目算方法です。
(;GM[1]FF[1]SZ[19]NE[B]SS[@0]AP[StoneLeaf2]GC[それぞれ左上が10。上も10。右上が15。左が20。右が20。です。形で覚えましょう。左上から右下に向かって、2×5 3×4-2 3×5 4×5 3×7-1 という感じです。これは生地するときに使われる形でこの形を覚えることで目算が楽になります。]AB[cb][cc][cd][ce][ca][bf][af][cf][pd][qd][rd][sd][gb][gc][gd][hd][id][jd][lb][la][lc][ld][kd][ga][ib][jb][nd][nc][nb][na][od][ah][bh][ch][dh][eh][ei][ej][ek][el][em][an][bn][cn][dn][en][ph][pi][pj][pk][pl][pm][pn][po][qo][ro][so][sg][rg][qg][pg][rk])
補足すると、角から辺の中央の星までが10ですので、それを目安にするのもひとつの手です。上の棋譜の形は覚えてしまったほうが良いかと思います。4×5以降の大きな形はどうするの?という質問がきそうですが、かけ算します。当然でしょ??って突っ込まれそうですが、みなさんどうかけ算してますか?上から1、2、3、4、、、、×左から1、2、3、4、、、、、というふうにかけ算してませんか?間違ってはいませんが効率がやや悪い。なれている人はいいでしょうけども、目算を普段しない人はぜひ参考にしてください。
(;GM[1]FF[1]SZ[19]NE[W]SS[@7]AP[StoneLeaf2]GC[左上が何目の地か。次のように数えると早いです。]AB[ah][bh][ch][dh][eh][fh][fg][ff][fe][fd][fc][fb][fa];W[aa];B[bb];W[cc];B[dd];W[ee];B[ef];W[eg]C[斜めに数えます。石はイメージです。斜めに進んでいって、突き当たった数字をまず覚えて、そのまま下に進み突き当たった数字、つまり5×7で35ということになります。])
斜めに掛け算する方法です。もし知らなかったらぜひ実践してみてください。この数え方はうちのじいさんから教わりました。ではそれを応用した目算方法を解説します。今適当に並べた棋譜です。善悪はともかく目算だけ考えてください。まずは並べてください。さっと並べたので上の形が少ないです。申し訳ありませんorz
(;GM[1]FF[1]SZ[19]NE[B]SS[@21]AP[StoneLeaf2];B[qc];W[pp];B[cc];W[dp];B[cn];W[fq];B[bp];W[cq];B[ck];W[qf];B[nc];W[pj];B[nq];W[lq];B[qq];W[qp];B[pq];W[op];B[nr];W[mo];B[fd])
黒:左上2×5の形+α(5目前後) 右上2×5の形 左下2×5の形 右下2×5の形
白:右辺3×4-2の形の2がない形つまり12 と 5×5(斜めに数える方法で) 下辺2×10(辺までの星が10なので)
というように数えます。ようするに10、15、20、25という5区切りは形で覚えてしまうと目算しやすいし覚えやすいということです。
ちょっと漠然とした説明で申し訳ないのですが、イメージとしてそんな感じで数えると数えやすいかなーという私的計算法でした。