証券会社というのは面白い所だ。
相場が良くても悪くても常に「買い」
株が安いときは「バーゲンセールの今が買い場ですよ」・・・
高くなると「この上昇相場に乗り遅れてはだめですよ」・・・
アベノミクス効果で空前の大相場を予感させる。
大手証券なんかは、この1年で数千億円の利益を上げている。
株が上がって損をする人はいない。(一部の空売り派を除いて)
年金財政も改善するし、資産効果で消費も増える。
景気が良くなり、みんながハッピーになれる。
株高だから安倍政権の高い支持率も維持できている。
「国策を買え」という相場格言もある。
不思議なことだが、証券マンは株をやる人は少ない。
規制が多いことが最大の理由だが、マーケットに詳しくなればなるほど
恐くて足が前に出なくなる。投資の世界は甘くないことを良く知っている。
相場は生き物であり、過去の経験則はあまり役に立たないが、昔から変わらないものがある。底を打った相場は天井をつけるまで高いということ。
そして、すべての人がこれからも上がり続けると思い、自分もその確信が持てる時が天井になる。
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