あべふみさんの日記

(Web全体に公開)

2014年
06月25日
19:19

オセロのルール変更について

タグ : オセロ ルール変更
オセロ連盟によりオセロのルールが変更になりました。(6月1日より)

変更内容は
 終局時のお互いが打てない空マスの処理について
 【現行】      折半 
 【新ルール】   勝者のもの

具体的に考察してみました。

 ★終局の際にお互いが打てない空きマスが出来る場合★
そんな事があるの?という方がいるかもしれませんが
最後の1マスが双方打てないという事は結構現れます。
(私の感覚では全体の数%程度ですが)
空きマスが数マスになる事も不思議ではありません。
     ●  ● 不自然ではありますが左の図のように
     ● ●  進めば、空きマスは42か所という状態で
     ●●   お互い打つ場所がなくなるわけですね。
 ●●●○●●● ここで終局になった場合石数は21対1なので
    ●●    今までのルールだと折半なので石差は変わらず
   ● ●    20石。獲得石とすれば41石となります。
  ●  ●    新ルールに当てはめると、空きマスは勝者のもの
 ●   ●    なので、63対1 石差は62となります。
          かなり変わるでしょう?
          (フォントの関係で表記がずれてしまいました中央1石足らず)

 ★針落ちした場合★
相手が針落ちをした場合、石差や獲得石数をカウントする試合では
2石差勝ち(33対31)又は「勝手打ち」が選択できます。。
勝手打ちとは、相手の手番も自分が好きなところに打って良いというルールです。
そして打ち進めていく行程で途中で止めても良い事になっているので、
今までのルールだと、相手を0にするまで打ち進めるか、出来ない場合でも
自分の石を少しでも増やす打ち方をしていく必要がありました。
しかし、新ルールでは、空きマスは勝者の物なので、相手の石の事のみ
考えればよい事になります。上図のように63対1になればポイントはかなり大きいですね。

 個人の感想として
今回のルール変更には賛成です。
パーフェクトの場合は途中で(空きマスがあっても)64対0がルールであったのに、
それ以外は空きマスが折半であったのは不自然だったと思っていたからです。
そして、一方的展開の場合も有利な側が石数を増やす為の無理な手は
美しくないと思っていたからです。(パーフェクトを狙うのは美しいです)
単純に「わかりやすい」という事もあると思います。    以上
ぃーね! (1) 王虎 
棋譜作成
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