あべふみさんの日記

(Web全体に公開)

2016年
01月30日
18:03

囲碁ソフトがプロに勝って

タグ : 囲碁ソフト
囲碁ソフトがプロに勝ったというニュースで持ちきりですが
それで囲碁界はどうなっていくのか検証しました。

① 今後同様のニュースは極端に少なくなります。
「まだ最強のプロと戦ってないから・・・」
これは人間の言い訳にすぎません。
興業的に「もうしばらく、お客を呼びたいから」と同じことです。
チェス・オセロも人間が勝っていた時代はしばらく話題に上がっていたものですが
大々的に発表があってからは話題にも上がらなくなりました。

② タイトル戦でも、リアルタイムで1手1手の評価が付きます。
『将棋ではプロよりソフトの方が強い』が一般的になってしまいましたが
実戦解説にソフトの評価をリアルタイムで見られるタイトル戦が無いようですね。
これも「興業的に」の意味合いが大きいと思います。
 オセロゲーム・バックギャモン等は評価値を見ながらタイトル戦を観戦する事が可能です。
今後囲碁将棋は、2日制のタイトル戦の処遇について考えなければならない時代が来ます。
封じ手後、再開までPCや通信機器に触れてはいけないルールが加えられるかもしれません。
 さて、1手1手評価されるようになると、解説が様変わりしそうです。
「次の1手を解説者が予想する」のではなく盤面すべてにデジタルカウントされてしまう事で
「名人はなぜこの手を選んだか」という、逆に人間臭い解説に特化していくでしょう。

③ ソフトも参加できる棋戦(今年行われますが・・)すぐになくなってしまうでしょう
ソフトは、退化する物ではないので、その時の雰囲気で勝負が変わることはありません。
相撲の話題のように「どの横綱が一番強いか?」のような議論は起こり得ません。
常に最先端のソフトが一番強いので、毎度ソフトが優勝する棋戦はやっても意味がありません。

④ しかし、囲碁の魅力がなくなるものではありません。
あくまでも人間対人間で対局する勝負ですから、対局がつまらなくなることはあり得ません。
蒸気機関車が発明されて、それで陸上競技やマラソン大会は無くならないし、楽しさも変わりません
ぃーね! (4) さとうさとこ  モノクロ  ハレー彗星  たろ兄ちゃん 

コメント

2016年
01月30日
18:57

1: pin7xp

日記たのしく読ませていただきました

おもしろい時代にわれわれは生きていますね
わくわくします
ソフトを使用したプロの学習もでてきそう

2016年
01月31日
04:27

② タイトル戦でも、リアルタイムで1手1手の評価が付きます。
これは、おそらく当分ないです。
というのも、囲碁は、他のゲームと違って、「この盤面がどれだけどちらに有利か」というものを数値化するのが非常に困難なのです。だから、囲碁は他のゲームに比べて思考ルーチンが弱かったのです。
手の点数は、打つ前の盤面の点数と、一手打った後の盤面の点数の差でつけられるのですが、囲碁は「盤面の点数をつけること」がまだできていないので、少なくとも当分は、手の評価は人間がすることになるでしょう。

2016年
02月01日
08:30

pin7xpさん
プロの学習、すぐそこですね。オセロやバックギャモンは常識です。

ぷらいずあうとさん
将棋では「電脳系」の棋戦は当然のようにつくようになってますね。専門家ではないので断定はできませんが、コンピューターが『選択』するのは、評価をして高い方を選ぶはず。ソフト内部ではもうできているのではないかと思ってます。

2016年
03月13日
21:18

4: -

たしかに 二日制のタイトル戦はなくなるでしょうね^^

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