あべふみさんの日記

(Web全体に公開)

2016年
10月17日
16:49

将棋の不正疑惑、我々にも

タグ : 将棋不正 ソフト打ち
先日将棋界に激震が走りました。
『一流のプロ棋士が、対局中にソフトで手を選んでいるのでは?との疑惑に、連盟が最高峰棋戦の出場停止を決めた』というニュースだ。

 ・一流棋士がそんなことするわけない
 ・ついにプロまでソフトに頼る時代か!?

様々な意見が出ているのですが、昨日NHK杯の「今日の1手」で高尾先生が『「アルファ碁」の真似をしてみた』との発言があったので、将棋界にとどまらない話だぞ・・と日記を上げることにしました。

まず、身近なところで・・・
私はNET対局で、囲碁だけでなく、オセロも楽しんでおります。そこで
特に大逆転したような対局に、相手から「ソフト打ちだろう!」とののしられることがあります。もちろん私はソフト打ち等したこともありませんし、そンなことをして何が楽しいのかと理解できない立場にいます。
でも、今回の事件で、棋譜まで調べて、ソフトと着手の一致率や、その妙手への時間の使い方で黒だと判断している某方のブログを読みました。
妙手だと疑われる・・・時間配分が人と違うと疑われる・・・
これってNET対局を楽しんでる我々にとっては、他人事じゃないですよね。

ネット対局は対面しているわけではないので、確かに不正をしやすい環境にあるかもしれません。そして、オセロでの上の例の相手は、部屋を移って他の対局をしている部屋に入り込んで、「こいつソフト打ちだぞ、気を付けろ?」とコメントしていったり、掲示板にも同様に書き込みをしていきました。ネットの環境はそんな噂も簡単に拡散してしまうのが現状です。
ネットでのモラルは、こんな対局ゲームから問われるようになっていくんでしょうかね~(悲

このことに関して元オセロの世界チャンピオンにコメントをいただきました。
・オセロの世界大会でも過去に不正を行ったプレーヤーがいた。
 (処分を受けたプレーヤーはその後大会には出てこない)
・全日本の決勝等、公開対局がなくなって、大盤解説は別室になった。
 (解説を見ながらソフトで検証するような方はオセロでは見かけなくなった)
・オセロで起きた事件は、必ず将棋や囲碁でも起こる。

私はNET対局は、ゲーム界の革命だと思っています。碁会所がなくたって、周りに強い人がいなくたって、対人恐怖症や極端な人見知りだってみんなが楽しめる環境なんです。
ずっと続けていきたいんですよね~

皆さんいいアイディアありませんか? NETゲーム界のピンチです
ぃーね! (1) たろ兄ちゃん 

コメント

2016年
10月17日
17:39

1: nayo

こんにちは。
興味深く記事を読ませていただきました。
そうですね。ネット碁(その他ゲーム)は、現在ではとても有り難い存在と思っています。
いつでも、どこでも、世界中の方と対局できる環境になりましたね。
言われるように、ネット環境では相手方の素顔や背景は分かりません。
ネットの画面に現れる一手 〃 の「石」がすべてです。

確かに、プロの世界では、一局の勝敗が生活にかかってくるというシビアな側面があります。そのためには、棋士も何としても勝つことが必要になってくる。

でも、私たちは「アマチュア」ですね。
「勝つこと」自体にに喜びを感じる方々は、ソフトを使ったり、代打ちさせたりしているかも知れませんね。
でも、そんなのは、極めて少数でしょう。
「囲碁を楽しむ」というその最大の趣旨を見失わなければ、それで良いのではないかと思います。

2016年
10月17日
17:53

2: 春海

 浜の真砂は尽きるとも 世に盗人の種は尽きまじ

 石川五右衛門の言葉とされていますが、真理だと思います。

 どんなに対策を講じても、悪事を働く者は現れます。仮に絶対の対策があるとしても、それを実施するときわめて居心地の悪い世界になります。

 現実には、何もしない事(白)と究極の対策(黒)との間の灰色になりますが、プロには濃いめの灰色、アマには薄い灰色というくらいしか言えません。アマのNET対局では、とりあえず「カンニングしてはいけません」という注意事項を掲示する程度しかできないのではないか、というのが僕の意見、というより感想です。


 高尾九段の件は僕も見ていて、「そうなのか」と思いました。

2016年
10月17日
18:12

nayoさん
そうですよね、結局は「己を信じる」事でしょうね。事件やその時の対局相手だけで、『囲碁好き』を見失わないようにします。

春海さん
高尾先生の発言は、この事件の起きる前の収録だったのでしょうが、あまりにタイムリーなので、・・・・
「聞いた?聞いた?」って気分で書き込みました。

2016年
10月17日
18:55

ネット碁で時折定石とかを参照しながら打つ私にとっては、ソフト打ちも定石参照も本質的な行為としては変わらないという立場で行かざるをえません。

http://goxi.jp/diary/170974


ネット碁だからこそカンニングは許される、などと思っています。

将棋と碁がどこまで違うかは分かりませんが、碁は一手やそこらじゃ勝利をもぎ取ることは難しいと思います。継続的に実力差が出ない限り、大差にはならないかと。


ヒカルの碁でヒカルの成長を是とするなら、ソフトの利用も使い方次第では是とすべき、それが私の意見です。

2016年
10月17日
19:44

旦那が将棋関係で、詰将棋の丸付けやってたりします。
十年以上前から詰将棋や次の一手の懸賞問題をパソコンで解かせて、その答えを送ってる人が多くなってるとか聞いてます。

手数の少ないやつは、判断がつきにくいですが、
長手数の場合、変化とかいろんな解釈があり、
ソフト上では「余詰」と判断されることもしばしあるようです。
大体、ソフトで解かせたねっというのは、丸付けしている人が解ってるそうで・・・中には、「絶対に余詰です!」と言い切ってる人もいるそうです。

多分、段位認定などにおいてパソコンで解かせて認定されてる方もいらっしゃるのでは?って思ったりします。

大盤解説会のとき、次の一手の懸賞問題も出た途端、会場の外に行ってスマホに入力して答えを出してる人がいるとか・・・
アマチュアですらこれですから・・・

実際、連盟はプロ棋士が将棋ソフトより弱いとは一切言ってません。でも、今じゃ羽生さんより強くなってる。

研究で使う分にはいいとは思う。
たぶん高尾先生もアルファ碁の研究しててそれで出てきた?と私は思いたい。

2016年
10月17日
23:32

自分で自分より強い思考ルーチン作ってヤフーオセロでソフト打ちというか、最初から最後までソフトに打たせてレート見ていた人が僕の先輩にいます。

人が出る大会とかならともかく、ネット碁でソフト打ちやっても、別に悪くないと思ってます。ボットか人か見分けがつかないのが気持ち悪いっていうのはあるかもですが、どうせ顔の見えない相手同士が打つんだから、相手がロボットだろうがかぼちゃだろうが関係ないと思ってます。

2016年
10月18日
07:51

くに丸さん
なるほど、ヒカルの碁ねぇ・・
ヒカルを犯罪者扱いしたんじゃ、話がつまらなくなりますね。

ぷらいずあうとさん
懸賞問題もそうなってしまうのですね。
オセロでも『新聞紙上で懸賞問題を出して、答えを出せたのが高校生一人だけだった』って伝説がありますが、今では考えられませんね。1週間かけて、全部の手を検証していったらしいんですが、今ならスマホでも数秒でしょうから。
高尾先生はもちろん研究中に出てきた手なんでしょう。なにせTV対局ですから。将来でも不正は全くできないで棋戦でしょうね

2016年
10月18日
17:59

ネットだから出来る楽しみ方、うーん・・・結局はモラルなんだよね
先にくに丸さんがコメントしてる様に、棋書で勉強しながら打つのも
有りかな?とも思う事も。ソフト打ちしていても分からないからな~^^;
強ければそれ相応のレートに落ち着くでしょうし、そんな人は直ぐに飽きてしまうんじゃないかな~。
わいは気にせずKGSで打ってます(*´▽`*)ゞ

もちろん、人間同士で面と向かって打っているのであれば、ぜーー絶対に無しだと思ってます。お互い了解の特殊な場合を除いて。

2016年
10月18日
18:33

9: -

「人間同士で面と向かって打っているのであれば、ぜーー絶対に無し」 って、 面と向かって打っていたら ソフトで打てないでしょ ! 相手が見てるんだから ねb

2016年
10月18日
20:33

>わいは気にせずKGSで打ってます(*´▽`*)ゞ

誤解を招く言葉なので、訂正
相手が何をしてようと、気にせず打ってるの意味です^^;;

>侑那さん

あ、それトイレ休憩とか言ってこそこそとスマホとかいじる事ね^^b
チェス界ではでは、そういう事をトッププレイヤーがやって追放された^^;

2016年
10月20日
13:31

モノクロさん
最終的には、自分自身。これが対局を楽しく打つ基本であり最終手段ですよね。
オセロは20年前からネット対局中のソフト利用をどう考えるかが考えられていました。「相手がソフトであっても楽しむ」事を決めてから自分では気にならなくなりました。

侑那さん
プロの棋戦は対局時間が短い事が原因で、こんな問題が起こるんですよね。オセロは長くても30分持ちなんで、面と向かった対局では問題は起きづらいんですよね。
スポーツのドーピングも、選手をトイレの中まで同行し検査するのが、プレー後だからまだいいけど、プレー中(棋戦等)にがんじがらめになると味気ないものになりそうですよね

2016年
10月20日
15:23

ほうほう。盛り上がってますねぇ。
私も、自分がカンニングしなければいい派かなぁ。

ボード碁などでは特に、私は普通に自分で考えて打ちますが、勉強対局ととらえて、いろいろ本を見たり並べたりしてから次の手を選ぶ方もいるみたいですよ。

アルファ碁が打った手で、プロの先生方の研究にはなくて、
「ほお~~。」となった手があるらしいですね。
どんな手か忘れたけど・・・人が打ったにせよ、コンピューターが打ったにせよ、良い手なら学ぶという先生方の向学心ではないでしょうか?

2016年
10月22日
10:59

さくちゃんさん
ボード碁は微妙ですね~、私もボード碁は、継盤や地合い計算機能はたっぷり使っちゃってますね。次の1手をソフトを使わないのは、モラルとかの問題ではなく「そしたら何が面白いの?」的考えで使ってないんでしょうね。
このところのニュースで、笑ってしまうのは、「ソフトの手との一致率」で疑いの基準にしていること。まず、ソフトの手が最善手なのかどうか半信半疑な今だからこそ起こる現象。オセロだと完全読みという考え方が出てきてから、「どのソフトか」は全く関係なくなってしまいました。

棋譜作成
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