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自戦記
先日、goxi の方から「今度打ちましょう」とお声をかけていただいた。
東洋囲碁で対局することを考えて、久しぶりに東洋囲碁にログインしてみたら、7段に落ちていた。
随分と間隔が空いていたので、落ちていたことを忘れてしまっていたようだ。
7段に落ちている状態で先ほどの方とご対面というのも恥ずかしいと思って、8段に上げておこうと何局か打ってみた。
8段に戻る自信は結構あったのだが、これが思っていたより甘かった。
長いこと対局から離れていたとはいえ、棋譜の序盤検討などはチラホラしていたから、それほど戦力が落ちていることもないだろうと思っていたら、実際には石の接触戦を読む力が想像以上に落ちていた。
体でいえば運動不足で筋力に相当するものが衰えたような感じだ。
落ちてしまった筋力は、少しずつ対局しながら回復させていくしかないと思った。
図は完敗した碁で、筋力の衰えを体感させられた最初の一局だった。
【第1譜】(左)
黒15から23までの打ち方は予想外だったが、有力そう。
白は24手目をどう打つかが悩ましいところだと思った。
【参考図1】(右)
白10では本図の白1を最初に考えたが、すぐに廃案にした。
黒10となった後、白からAとヒラく手は下辺が平坦な感じで面白くないのに対し、黒からBとヒラく手はまずまずの手であることが気に入らなかったのが理由。
だが後で振り返ってみると、ここで白Cとしておけばゆっくりした碁形で、これも一局の碁だったかもしれない。