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自戦記
【第2譜】(左)
白24は悩んだ末の苦肉の手。
下に示す参考図2と比較すると白黒の厚みが格段に違うが、隅の実利の具合も違っているので微妙なところ。
私はどちらかというと厚み重視の棋風なので、実戦白24を採りたいのだが、善悪はどうなのだろう。
白26は打たない方が良かったと思う。
黒に三々に入られるの嫌って、それを緩和するために打ったのだが、実戦は黒29の方から来た。
打たれてみると、確かに三々よりも左辺が価値が高そうだ。
それなら白26は打つ必要がなく、黒からカミ取りを残しただけ悪かったと思う。
黒35。 また悩ましい手がくすぐってきた。
【参考図1】(右)
白24では本図の白1が普通だが、黒2を利かされるのがシャク。
黒△がAの位置にある場合は白としても我慢できるのだが、黒△はAより一路広いので、黒としては石が一杯に働いていて効率がいい。
実戦白24はそれを避けるためのものだった。
コメント
06月13日
11:28
1: ケッパー
【参考図2】
白24でたとえば本図の白1とすると、黒から2の攻め筋がある。
白3からはサバキの一例で、白は11までとなれば隅に食い込みながら治まり形を得られる。
しかし黒の外勢が先手でガッチリ厚くなってしまい、その点が気がかりだ。