八歩

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八歩さんの日記

(Web全体に公開)

2011年
02月13日
22:56

生活保護の専門家と友達になった

タグ : イーリス
とっても素敵な若者と友達になりました。

きっかけは昨年の夏。 
私が長年ホームページの維持管理を引き受けている立川の法律事務所に参加した青年弁護士Oさんを、囲碁弟子の友人弁護士が紹介してくれたのです。

Oさんは、貧困者の救済をするために弁護士になったのです。
それを聞いて、ちょっとびっくりしてしまいました。

もともと県庁の職員で、生活保護に対応するケースワーカーをしていたといいます。
もっと社会の役に立てるはず、と思って、勉強しなおして、司法試験に合格し、司法修習生としてもしっかりと修行を積み、すごく伝統のある法律事務所のメンバーとして採用されたという、すごく異色の人です。

彼の目標と理想と現実を聞き、現実の部分は私がお手伝いできることがありますので、それによって彼の目標に近づくのをサポートしようと思いました。

すっかり、彼のファンになってしまったのです。

立川の法律事務所で、じっくりと話をして、最後に、
「握手をしましょう」
と手を差し出したら、あわてて、ハンカチを引っ張り出して手を拭いて
「あの・・・手に、すごく汗をかいているので・・・・」
と誠実な言い訳をしてくれる、とても繊細な人です。

今も、駅前を巡回して、ホームレスの人に声をかけて、生活保護→社会復帰をお手伝いしています。

以下に記事を掲載します。

将来、生活保護の可能性もある人や、今はくすぶっているけど、いつか見てろよ、という反発バネのある人に、読んでいただきたくて、長いけれど掲載します。

私だって、三年前には、廃人同様にひきこもって寝たり起きたりしてたんだから、人間って、やる気になればかなりのことはできるんだな、と思います。


http://mytown.asahi.com/tama/news.php?k_id=14000001003050...

弁護士夜の街へ 住む場所失った人支援 【朝日新聞 2010/03/05】

夜の立川駅周辺を巡回する弁護士ら。
寝ている路上生活者には、パンと生活相談のチラシだけ置いた=3日夜、立川市曙町

 住む場所を失った人たちを支援するため、多摩地区の弁護士有志が3日夜、JR立川駅周辺を巡回して「夜回り法律相談」を行った。
これまでも電話による生活相談を受け付けてきたが、
「受け身でなく街に出よう」
と試みた。

弁護士による夜回り相談は全国でも珍しいという。
声をかけられた路上生活者ら十数人のうち1人が翌日の4日、立川市役所に生活保護を申請した。

 3日夜8時過ぎ、仕事帰りの人々で混雑する立川駅に、東京三弁護士会多摩支部の有志4人が集合、手分けして夜の街を回った。
 太田伸二弁護士(31)が声をかけたのは、路上生活者の男性。
パンとミカンを渡し、身の上話に耳を傾けた。

 男性はKさん。
白髪と無精ひげが覆う顔は、赤みが差している。
3年前に一度生活保護を受けて宿泊施設に入ったが、経営者に生活保護費の大部分をピンハネされて嫌気がさし、再び路上生活に戻ったという。
 「安心して住めるアパートを紹介しますから、生活保護申請を一緒にしましょう。明日市役所でお待ちしています。酒を飲まずに来てください」
と、約束を取り付けた。

 太田さんは、生活保護の相談に乗るケースワーカーから弁護士に転身した異色の経歴の持ち主。
男性と別れた後、駅前に点在するネットカフェにも足を伸ばした。
 ある店長は「3人ほど『常連』がいます」と明かした。
太田さんは、電話生活相談のチラシを差し出し、配布を依頼した。
 24時間営業のファストフード店。
ここにも深夜に訪れて夜を明かす「常連」がいる。
直接チラシ配布することは断られたが、「店に置いてもいい」という店長もいた。
 この日の夜回りで、路上生活者12人に声をかけ、ネットカフェ5軒、飲食店3軒、パチンコ店4軒を回った。

 4日朝、待ち合わせ場所の立川市役所にKさんは現れなかったが、声をかけていた別の男性1人が訪れ、生活保護を申請した。

 「はっきり見える路上生活者のほか、雇用の悪化で家を失いネットカフェなどを転々とする人に、どう支援を届かせるか。そのための一歩です」
と太田さんは話す。
弁護士有志は今後も間隔を開けて夜回りを続けるという。

 一方、雇用の問題や生活保護について無料で電話相談できる「多摩地域雇用とくらしの110番」も開設している。
毎月第1、第3木曜日の午後6時から8時まで。
問い合わせはフリーダイヤル(0120・524・002)。
ぃーね!
棋譜作成
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