平塚寅彦さんの日記

(Web全体に公開)

2012年
04月24日
20:22

院生対局(板倉・飛田)(3)


101-152手

【黒101】白から封鎖されて、やおら目を作り始めた。
【黒105】この手で、一路右ならば黒は生きることが出来た、と解説にある。たしかに黒105なら辺を目一杯懐広く使えるように見える。が、一路右に黒石を置いてみると、確かに、眼形が豊富になる。この後白106でこの急所に打たれてしまった。
【白112】大きく黒の出口を塞いだ。この手は確かに黒の進出を閉じ込めるのに有効で、小生もこんな手を打たなければならない。

左下隅の黒は左辺中央の白群から攻められていたが、改めて終了間際の図を見ると、黒が逆にこの白群を囲んでしまっている。解説にも、左下隅の黒が生きる手が途中で2,3手あったと言う。だから、碁は最後まで粘って、あれこれ抵抗すると、結構打開策が見つかる可能性がある、と言うことが教訓である。自分が攻められているとき、攻めている相手の石は完全に生きているのか、弱点は無いのか、と逃亡者の心理から脱して、相手をよく観察することが重要だと思った。
この黒も、左下隅の黒の損失を挽回できる手段を、右辺と上辺に求め、あれこれトライして、結果は挽回不能として投げた。

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棋譜作成
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