今週2回目の碁会所J。火曜日には、大学の部活(≠囲碁部)の後輩が来ているのを見てビックリ!まだ始めて3ヶ月との事だったが、筋良く強くなっていて二度びっくりした。13路で5子は手合い割りとして厳しすぎると思ったが、意外と勝負になったのは本人の努力と、席亭の指導の賜物だろう。
さて今日もJに行ったのにはちょっとした期待があった。
http://goxi.jp/diary/200728
先週末特訓にお付き合いさせてもらったSdさんの戦果を聞きたかったのだ。私が碁会所のドアをくぐって5分後、果せるかなSdさんがやってきた。
私は早速戦果をたずねた。すると、満足そうな笑顔でSdさんが言った。
「代表の経験もあって、チーム戦をやったら主将を務めるような強い方がいたんですが、初戦でその人に勝つことが出来ました。周りからは大金星だと言われて、いやあ、その後が続かず負けてしまい優勝はできなかったんですが。」
おー!パチパチパチ♪それはすごい!
しっかり実力が出せたんですね。
「いやあ、おかげで。残り10分になった時の緊張感を前もって体験しておいたのが大きかったです。それから、ミスをした後に立ち直れたことも。」
私との特訓が実力を発揮する役に立ちましたか。それはますます嬉しい。
そう、確かにどちらも、特訓の局後検討のときに触れた。アマチュアはどうせミスだらけなんだから、ぼやくのは良いけどミスは引きずらないこと。そして時間がない時にはない場合の打ち方があること。どちらも広い意味では勝負度胸みたいなものだけれど、意識していないとつい忘れがちなことでもある。
Sdさん 向先黒2目半コミ出し w+20.5
一局打った後、Sdさんの大会の譜を見せてもらった。
相手はケレン味たっぶりの立ち上がりだ。
……いや、全体的に見ても怪しい手が多すぎる。何ですかこの人。Sdさんの方が絶対強いですよ。
「いえ、この方本当に強いんですよ。なぜか勝つというか、勝つためには何でもしてくるというか。」
うーん、勝負師ってやつなんですな。
確かにSdさんは、序盤の要らぬところで後退しており、付け入るすきを与えていた。それでもあまり悪くはなっていなかったのは、元々の筋がしっかりしているからだろう。
やがてSdさんは、相手の怪しい利かしに手を抜き、一気に優勢を確立した。その後も時間攻めや口三味線も含め粘りに粘られたらしいが、手厚く数目を余したようだ。
このあとの対局で波に乗れなかったのにはおそらく疲れもあったのだろう。しかし、強豪相手に堂々と渡り合ったSdさんは輝いていた。お礼にと、私はSdさんからコーヒーを一杯ご馳走になった。このコーヒー、いやあ、実にうまかった。
コメント
09月09日
21:51
1: 恩里
>>マチュアはどうせミスだらけなんだから、ぼやくのは良いけどミスは引きずらないこと。
今週末、初の大会なのでこの言葉を抱えていきます。
引きずりはしないのですが、立て直しがきかないことが多いですが。
09月10日
08:35
2: やたぞう
>恩里さん
局面そのものを立て直すのが難しい時は確かにありますよね。それでも相手だって絶対間違わないわけではないので、手厚く粘り強く打つのが良いのだと思います。「相手のミスを期待しよう」と思い始めるとまた碁がヘンになってしまいがちですが(笑)。大会頑張って下さいね。