ヤフー碁で集まったことをきっかけにネット碁サークルが発足して、気がつけばすでに十五年の月日を数えた。今でも月一の例会と、年に三回程度のオフがあるものの、当時に比べれば対局の総数は著しく減った。一方で、一部はTwitterで駄弁っていたりして何ら変わっていないところもある。
昔はヨカッタナーとか言うつもりは全くない。むしろ今の方が、コミュニケーションが開けており、喜ばしい状況だと思っている。当時はチャット、掲示板主体であった。チャットは楽しかったが、逆に言えば「それしかなかった」のである。もしあのときSNSがあったら、また別な今があっただろうと思う。
そして、今も付き合いがあって仲のいい友人は大勢いるが、振り返ればあるときから行方が全くわからなくなり、連絡の手がかり一つなくなったかつての仲間も幾人となくいる。
「私は碁をやめない だって、ヒカルは碁をやめるわけじゃないんだもの」
時代と、過ぎ去った時間はどうにもならない。しかし今でも、碁を通じた新しい出会いが時に私を勇気づけてくれる。私たちが結局碁で繋がっていることを知るには、十五年という時間はまだ短すぎるのかもしれない。
コメント
03月23日
12:01
1: -
(碁盤)掲示板形式は、ほとんどが知り合いの集まりだったので、
いろんな人と接する機会が少ないですが、
どんなしょうもないことにでもコメントがありました。
SNSは、多くの人が日記などを書いて発信できますが、
付き合いが浅いとコメントがない、という^^;
どちらも一長一短ありますね^^;
03月23日
14:54
2: やたぞう
>あまのじゃくさん
SNSそのものの特性は時にコミュニケーションの質を拘束しますよね。難しいところです。