タグ :
囲碁普及
『読売オンライン』に囲碁普及に関する記事があるのを見つけました。
水間俊文七段の連載で、タイトルは「誰もが囲碁を分かるように」です。
http://kisei.yomiuri.co.jp/column/okame_mizuma/01.htm
記事によれば、
「一部の小学校で正課授業として教えられるようになって、3年目になる。
私(水間七段)は初年度からこの授業に携わっている」
とのことです。
「囲碁を学校教育に」という声があるのは前々から知ってました。
ただそれが既に一部の学校で実現していることや、さらに正課授業にまでなってることは知らなかったです。
囲碁を学校教育の場に持ち込むとどうなるのか、どういう結果が出るのかってことはちょっと興味があります。
その小学校の生徒さん達には申し訳ないけど実験台・・・じゃなくて体験者になってもらって、何らかの有意義な経験をしてもえたらいいなあと思います。
さてはて、小学校の場で囲碁を教えるとなると、最大の関門になりそうなのは碁のルールです。
この前に書いた日記「囲碁普及を考える 2回目 前編」で触れたんですけど、僕は自分の親に碁を教えるときにルールのところで失敗しました。
一度にルールを全部詰め込もうとして、「よー分からん」って鈍い反応を引き出してしまったんですね。
水間七段が教えてる学校のクラスの生徒数は分からないけど、最低でも10人はいるとして、その10人全員に碁のルールを理解してもらわなくちゃいけないとすると、これはけっこう難易度の高いミッションじゃないでしょうか。
だからまあ、ある意味一番気になるのがそのルールを教える部分です。
記事の方で確認してみます。
「・・・授業では囲碁に興味のない子供もいます。全員が打てるようになるためには、従来の教え方ではうまくいきません。
10人生徒がいれば、その中の2、3人が強くなればよい。 これが従来の教え方でした。
私も入門指導をはじめた10年前はこの手の指導者でした。
ある時、妻に「そんな教え方では分からない」と率直に指摘されて、はっとしました。」
ぃやっぱりー! 水間七段さんも僕と同じテツを踏んでしまったんだ・・・!
(少し嬉しい ^―^)
※正しくは「僕が同じテツを踏んだ」。
なぜか僕が先人ということに。
あれ、でもちょっと待てよ。
「私も入門指導をはじめた “10年前” はこの手の指導者でした」
10年前?
「小学校で教えられるようになって3年目になる」って話だから・・・あぁなんだ、小学校で失敗したんじゃないのか。
いや~良かった良かった・・・。
(僕が期待するシナリオと違・・・以下略)
「指摘されて・・・そのときから、入門指導に対する考え方は一変しました。
(中略)
誰もが囲碁を分かるため、できるだけ基本ルールをかみ砕くこと。それを実践すれば、生徒全員が碁を打てるようになるのです。」
いや~、素晴らしい。 涙が出そうだ・・・(;へ;)
マジメな話なんですけど、たとえば日本全国の小学校の生徒全員が碁を打てるようになったとして、それがどういう影響をもたらすかっていうのはまだ見えてこないポイントだと思うんです。
もしかしたらいい影響があるかもしれないし、悪い影響もあるかもしれない。
あるいは、大した影響もなく何の変化もないかもしれない(まあ囲碁界にとっちゃどう転ぼうが「生徒全員が碁を打てるようになった」時点でヤッピィー!なんだけど)。
マジメに「学校教育における囲碁」を考えるなら、単に囲碁人口が増えて良しとするんじゃなくて、子供らにどんな影響を与えているのかを冷静にウォッチすべきかと思います。
そして、あんまり嬉しい展開じゃないけど、もし子供たちに大してプラスがなかったり、悪い影響の方がプラスより大きかったりしたときは、潔く小学校の教育の場から撤退することも考えるべきだと思う。
それが学校教育に入っていく態度として健全だと思うから。
まあ、どうなってくかはまだまだ分からないんだから、今から後ろ向きの気分になる必要も別にないんだけどさ!
(水間七段なだけに水を差しました。)
また長文になっちゃったけど、最後に僕が納得した水間七段のひと言を紹介して締めくくろうと思います。
「強くなる子供は放っておいても大丈夫。
最初はスムーズに理解できない子供たちも囲碁を打てるようにすることが、真の普及だと私は考えています。」
読んでくれてアーリガトー♪
(o ̄∇ ̄)/
コメント
06月27日
20:32
1: ふろまーじゅ
プロの方のブログだったかtwitterだったか覚えてないのですが、入門者への指導法はここ数年ですごく進化していると言っていました。(昔とぜんぜんちがう〜みたいな)
大学も入門対象で教えているらしいですが(単位まで貰える!)、某大の話だと毎回募集人数いっぱいだそうです。
06月27日
20:33
2: aFOXa
ここで、どうでもいい発表でーす。
パンパカパ~ン!
あしあと777番目のお客さんは・・・
ふろまーじゅさんでしたー!
(*゚▽゚)/゚・:*【祝】*:・゚\(゚▽゚*)
・・・いやぁ、aFOXaのページで貴重なツキを使ってもらって恐縮の至りです(爆)
宝くじの大人買いなどで散財されませぬよう、一応aFOXaの方からはご忠告申し上げておきます(笑)
さぁて、次の発表ナンバーは何番にしよう?!
(え、別にいらないって?)
ふろまーじゅさん、おめでとーございましたー!
06月27日
20:35
3: ふろまーじゅ
おお、ありがとうございます@@
06月27日
20:42
4: aFOXa
あれ、ふろまーじゅさんがコメントくれてる・・・。
なんという偶然 (゚ロ゚;)エェッ!?
ふろまーじゅさん、どうもいらっしゃいませ。
>入門者への指導法はここ数年ですごく進化していると言っていました。(昔とぜんぜんちがう〜みたいな)
うわぁ~、ホントですか・・・。
それは素晴らしい。
(僕だけ旧式なのか・・・(;へ;)
>大学も入門対象で教えているらしいですが(単位まで貰える!)、某大の話だと毎回募集人数いっぱいだそうです。
へぇ~、そうなんですか!
それは嬉しい話ですね~。
情報どうもでした (^ー゚)b
06月28日
09:57
5: -
小学校で授業になり、無理やりやらされていたら、
外で遊ぶのが好きな私だったら、
百人一首と同じようにまったく覚える気がなく、いやいや適当にやっただろうなぁw
ただ、高3の時の選択科目なら、
適当にやって時間が過ぎ単位がもらえ、
最大目標の受験の邪魔にならないから選択したと思うw
(実際は日本史で受験したので、勉強しなくてもよい音楽を第2科目で選択し、
女子生徒と歌ったりギター弾いたりして遊んでいたw)
また、大学で授業があれば絶対にとりましたね。
おそらく2単位ぐらいだと思うんだけど、
レポート用紙50枚以上の課題提出しても、
4単位しかくれない経済学論に比べたら、
遊んで単位とれるんだもん^^;
06月28日
20:09
6: 桜花(さくちゃん)
この間サークル会で、学校の授業に囲碁を取り入れるって、署名を回してみんなでサインしていました。
囲碁が、脳の活性化とかにほんとに良いのかどうかは私はわかりませんが、子供たちに囲碁に触れる機会が増えれば、続ける子もきっと増えるでしょうね(*^^*)
06月29日
03:00
7: aFOXa
あまのじゃくさん、コメントどうもです。
>小学校で授業になり、無理やりやらされていたら、
外で遊ぶのが好きな私だったら、
百人一首と同じようにまったく覚える気がなく、いやいや適当にやっただろうなぁw
百人一首ですか。
僕も小学校の授業で「百人一首やりますよ」って話になったら「いやいや適当に」やる生徒の2号になっちゃいそうです。
でも“ものは言いよう”かも。
「この時間は勉強はお休みにして・・・
替わりにボードゲームをやりましょう!」
って言ったら「お~!いいね~」って反応を引き出せるかもですよ(笑)
>ただ、高3の時の選択科目なら、
適当にやって時間が過ぎ単位がもらえ、
最大目標の受験の邪魔にならないから選択したと思うw
「賢い人なら囲碁を選択」ってことですね?(笑)
これは囲碁の長所として今後アピールすべき点になるかもしれませんな。
>また、大学で授業があれば絶対にとりましたね。
・・・
遊んで単位とれるんだもん^^;
あー・・・
今一瞬ふろまーじゅさんご提供の情報、「某大の話だと毎回募集人数いっぱい」の理由が分かったような気が・・・
気のせいですね。
それにまあ、勝てば官軍って言葉もあるし、呼び込んだモン勝ち、入ったモン勝ちってことになるんでしょうね
ヾ(^▽^* はははっ!!
06月29日
03:02
8: aFOXa
さくちゃん、コメントどうもです。
>囲碁が、脳の活性化とかにほんとに良いのかどうかは私はわかりませんが、子供たちに囲碁に触れる機会が増えれば、続ける子もきっと増えるでしょうね(*^^*)
それこそが我々囲碁ファンの狙いだったり(笑)
囲碁は昔中国で占いの道具だったらしいし、僕は囲碁をやってて頭が良くならなくても占いになるならOKと思ってます
(∇≦d)