はずれやまさんの日記

(Web全体に公開)

2013年
07月01日
12:50

音程の合わない海老フライと、銀座松坂屋閉店の年


昨日で、銀座松坂屋、建て替えのため一旦閉店だったそうで。
松坂屋は織田家の小姓にルーツがあり、尾張徳川家の呉服御用達だったとかいう由緒で、名古屋では格上ですよね。

ところで、松坂屋は、かな表記だと

「まつざかや」

なんですが、東京のひとでこれを正しく発音できる方に出会った事がありません。口頭で指導して差し上げることもありますが、筆記用具があるときは、

「まっざかや」

と書いてお見せします。このくらいで大抵うまく行きます。

難儀なのが海老フライです。東京の人たちはやっかみなのか、偉大な田舎だとかいって馬鹿にしたいのか、名古屋の海老フライが大きいことを殊更に強調します。名古屋の海老フライが、もちろん料理の種類などにもよりますが、平均的に大きめなのは事実かもしれないので、それはここではOKです。問題は発音です。

東京の人は名古屋の人が

「えびふりゃあ」

といっているとあちこちに書いております。東京の人の耳の悪さには唖然といたします。

名古屋の人の発音をよく聞いて下さい。間違いなく

「えびふらい」

といっております。逆に東京の人に発音させると、全くなっていません。音程がだめです。
東京の人は、びとふを同様にしかも大人しくちょっと最初のえより音をあげるだけです。しかもねちっこく最後のいまで、これでおしまいって感じで発声します。

正しくは、えとびは同じ中音からやや高めの音域でスタートし(びはえとまだ同じ音程。この溜めが大事)、ふで急上昇するとともにややアクセントをつけてあげます。そこで唯一最大の盛り上がりを見せた後は自然にらからいにかけて下降し、いは最初のえとびより全音低くなります。

最後のいの音量はか細いので、東京の人にはよく聞こえないようです。
ぃーね! (3) たけだ  Senri  氷室 

コメント

2013年
07月01日
13:02

なんか、たいへんですね。
茨城の場合、イントネーションは、たいして問題ではないので、そのへん楽です。
雨、飴は、同じですし
柿、牡蠣なんかも、一緒ですね^^
なので、話の内容で判断するわけですが♪

2013年
07月01日
13:07

筑波への赴任にあたって言われたことは、利根川をわたったら常に上昇音程でよいとのことでした。

だから最初を十分に低くしてはじめないと、長い分は苦労します。

一息ついてまた、低音からはじめることになります。

栃木あたりはいいですね。そういうの無いから。イントネーションの無風地帯です。それなりの難しさはありますが。

2013年
07月01日
13:10

3: -

松阪牛のことを私は  まっつぁかぎゅう  と言います^^;

2013年
07月01日
13:13

むむっ。期待したとおり、地元の専門家からのコメント。日記本文も

「まっつぁかや」

と書きなおすべきか。Web全体に公開してるし。

2013年
07月01日
15:09

私は東京生まれの東京育ちですが、事情があって40歳を過ぎてから岐阜で数年間暮らしました。その時に地元の人の話がまるで理解できなくて困りました。岐阜には標準語と異なる単語はほとんどないのですが、イントネーションと言うかアクセントと言うか、それが違うので話は全部聞き取れるのですが、何を喋っているのか分かりませんでした。耳が慣れるまで数か月間そういう感じでした。

また私には千葉の田舎(外房の三門という所)に親戚がいて、兄が遊びに行ったとき、伯父さんから「サブ食わねえか?」と聞かれて、サブと言うのがどんな食べ物か知らないけれども「今、お腹いっぱい」と答えたら「バカ」と言われたそうです。伯父さんは「寒くないか?」と聞いたのでした。

2013年
07月01日
15:31

(あ、コメントもWebに公開されてるんだ)

mikoさん、同じ東海地方でもいろいろぞなもし。(何か不自然)。

外房の話は大笑いしました。方言の問題というより、聞き違いにちかいでしょうか。

津軽弁なども、なかなかです。ある精密部品メーカーが津軽の工場が手狭になって、中国に工場を立ち上げたんですが、日本人の技術者を派遣して指導にあたり、無事立ち上がりました。現地の優秀な従業員は日本語を話すまでになったんですが。東京本社の人が行ったとき、日本語がつうじなかったそうです。

私の田舎は新潟県ですが、新潟の人は自分たちは標準語を話していると思い込んでおります。確かに新潟弁とひとくくりにできるものは無いし、分類も難しいようですが、、。

2013年
07月02日
01:26

うちの娘が小学生の頃、転勤で名古屋に住んだことがあります。

初めて給食の時間にエビフライが出たとき、「えびふりゃあ(?)」と名古屋弁で発音しなければ、皿に入れてもらえなかったそうです。
娘は数回のトライで入れてもらえたようなので、まあ笑い話ですが…。

その先生は、転校したばかりの時のテストで、負けず嫌いの娘が「習ってません」と回答欄に書いたときに、おっきな×をつけて「教えました」と書いたという手強い方でした^^;

2013年
07月02日
09:34

あらら、猫町さん。
確かあの、母の日に絵を描いてくれた心優しいお嬢様でしょうか。

名古屋の人って一般におおらかな印象ですが、かつては、「東の千葉、西の名古屋」と言われたくらい、管理教育で名を馳せました。

70から80年代だったとおもいます。生徒に背番号つけたり。その名残が有ったのかと、直線関係ないですが、そんなことを想起しました。

お嬢様は心の痛みを経験して、優しい大人になったんですね。

2013年
07月02日
09:39

「西の名古屋」でなく、「西の愛知」だったか。

2013年
07月02日
10:27

はずれやまさん
母の日に絵を描いてくれたのは、下の娘ですね。
この話は、気が強い方の長女です^^;

「えびふりゃあ」の話も「教えました」の話も、家族ともども面白がっていましたので、先生を批判するつもりはありません^^

管理教育の名残かどうかわかりませんが、横浜とは比べ物にならないくらい、宿題が多かったです。
(有難いと思っている親も多かったですけどね^^;)

2013年
07月02日
11:05

11: docMM

西の愛知、ですね。
(名古屋市と愛知県では教育委員会が別。名古屋市の教育はおっとりしてます)

2013年
07月02日
11:37

猫町さん、強気で笑い飛ばせてたら、尚良しだがや(だぎゃー(?))

docさん、やはりそうだったか。「西の愛知」で記憶してました。

棋譜作成
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