大雨でふと思い出したことがあります。小学生の頃に読んだ、ドリトル先生シリーズで、とんでもない大雨がずっと降り続く光景です。その大雨の描写が子供心に深く刻み込まれて今日に至っていたようです。
読んでいて気持ちがだんだん沈んでいくようでした。覚えていたのは、その大雨で地中にいた陸ガメが何千年の眠りから覚めて泥の中から出てきて、大昔にあった洪水の話を語り始めるという内容でした。
もう一度どんな話だったか、読み返したくもあり、気になって調べますと、邦題で、
『ドリトル先生と秘密の湖』
です。
<以下、重要ではない程度のネタバレ注意>
ちょっと記憶とは異なっていて、ノアの方舟のときの洪水を生き延びた陸ガメがアフリカの湖の小島に生き埋めになっていて、ドリトル先生が探索にいって救出し、洪水のときの話を聞き出すといった内容でした。
その洪水をもたらした雨の描写は、陸ガメによるものだったんですね(「劇中劇」っていうの?)。それにしても何日も何日も降り続くすごい雨でした。 、、、ということだけは印象に残っている。ちょっと最近気分が盛り上がらないところに持ってきてこの大雨なもんだから、思い出してしまったのかな。
もう一度読んでみたい。原作者の遺作だそうです。第二次大戦という時代背景を指摘する研究者もいるようです。