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AI,
初夏の3子局シリーズ,
LeelaMaster,
自戦譜
梅雨空の土曜日、LeelaMasterに一局教わりました。
左上両ガカリで白9は独特の手です。黒10ハネからアテは少し上品ではなかったようです。
黒10では単に14のノビが上品で白オサエ、黒12突き当たり、白隅ハネツギ、黒ヒラキで一段落です。Masterは9のアテが残るのを嫌った様です。この形は定石形として定着するかもしれません。
白15の三々は今や常識となりました。黒16のオサエは反対側のオサエもあり迷うところです。
黒19の隅ハネでは手を抜き、左下隅の小ゲイマシマリをLeelaZeroは推奨します。
黒24の二段バネではS-5に切りも定石でこちらもありました。
黒30まではひとつの定型です。
白31のツケがAI独特の手段で、左上の厚み方面に黒を向かわせようとしています。
白35と働いてきたので黒は36と一本打ち込んで調子を求めます。
白41から本格的に中盤戦の始まりです。
黒42もひとつの形で黒46と進出形を得ます。
黒58では一本這ってからケイマならしっかりしていました。黒58のケイマも悪くありません。
白63とカドに来ます。黒の形を崩すひとつの形です。黒64は利かされですがそれほど罪はありません。
左下黒66ツケで白を立たせた局面がポイントです。
黒68はハサミの中では悪い着点でした。厳しく挟むのならC-8のいっぱいのハサミか、控えてC-11がよい着点です。
それよりもL-11が天王山のマゲで白ノビに下辺J-4と好形につくところでした。M-4の出も打っておきたい。あとから出てくる白の好手筋の防ぎが必要だったからです。
白69の軽いステップのケイマに黒70ははっきり悪い手です。上辺はガチガチに固いので触りなくないところです。マイナス5ポイントほど。
白71、73と好点を占めてからの白75、77、79の一連のコンビネーションで黒がぐらつきます。白83に黒84の一手。
白85の出が厳しくなっています。黒86と反発しましたが、白87キリでしびれました。黒86では95(O-8)と辛抱する一手でした。
ここにきて白79からの捨て石の意味を悟りましたが、時すでに遅し。白89が利きになっています。勢い黒90抜きと黒6子を捨てましたが、大損害でした。
最後まで打って、白1目半勝ち。後半の白の堅実な収束に黒はチャンスなかったようです。
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コメント
06月15日
20:50
1: -
白9→5年前の石倉講座(囲碁研究誌)で取り上げていました。
その時の後の打ち方は、下記の通りでした。
黒C17、白D17、黒D15、白C18、黒B18 白が先手で切り上げますが、黒もD18の切り取りもあるので、黒十分とのこと。
06月15日
23:03
2: えどわーど
あかさん、コメントありがとうございます。
前からある形なのですね。勉強になりました。