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昨晩はシホさん、かどっちさん、アマノッティさんと銀座のビアホールでペア碁を楽しみました。新年なのでめでたく引き分け、、というか閉店時間が来ても中盤の戦いが終わらなかった；　両チームとも自分がホントは勝ってると思っているはずだ。
でも間違いなく一致したのは「本当に囲碁っていいね、最高だね。」と誰から言うとも無く、「そうだよね。」。

今年も囲碁漬けの日々が始まったようだ。

「徒然草」第百十一段
「囲碁(ヰゴ)・双六(スグロク)好みて明かし暮らす人は、四重(シヂユウ)・五逆(ゴギヤク)にもまされる悪事とぞ思ふ」と、或ひじりの申しし事、耳に止 (トド)まりて、いみじく覚え侍り。

兼好法師は隠遁するまではお寺に住んでいただろうから、周りに碁やバックギャモンをする他のお坊さんなどもいたし、本人もある程度はやっていたと思う。徒然草に何箇所か碁の戦略がたとえ話に出てくるし。当時は映画やTVゲームなどはもちろんなく、限られた貴重な娯楽だったのかも。碁で賭けてたかどうかはわかりませんが、双六は賭けないとあまり面白くないはずなので、僕は賭けていたと思う。この１１１段は、ある聖がそれを苦々しく思って批判したという事実だけ述べている。そしてそれが、強く印象に残ったという話です。

他人がアー言ったというのはずるい言い方で、本人の立場の表明を避けてますよね。これは兼好自身のツイッターだと思います。
--- ついのめりこんで大負けしてしまって、それでもやめられないよー。こないだふらっとやってきた聖に無間地獄に落ちるぞって脅されたけど、ほんと俺って人間以下だよな---
なんて言いたかったんじゃないかな。

文革前後を生きた碁のアマが思い出を綴った本を以前読んだけど、人民解放軍の兵舎は隔離されてあまり娯楽が無いときに、碁のプロが禁止された時代で、良くは思われていないとわかっていても兵士が夜は碁に興じていたようだ。

現代では他にさまざまな娯楽があっても、やっぱり碁にのめりこみます。囲碁って最高ですねって、いみじく思います。