えどわーどさんの日記

(Web全体に公開)

2018年
10月28日
17:42

【AIが変えた常識】小目への小ゲイマカカリ、二間高バサミ(2)

タグ : AI,小目,小ゲイマガカリ,二間高ガカリ,AIが変えた常識
小目への小ゲイマガカリに二間高バサミの続きです。

二間高バサミにカケは以前は配石によっては良くないとされていた手です。
回りの配石によりますがハサミ返しや手抜きが良いとされていました。(図の右下参照)

他には二間高バサミにはコスミもひと昔前は普通の手でした。コスミには隅からケイマにはらうのが良い手とされています。(参考:「定石のマル秘ノート」蘇耀国九段、2014年 テーマ図9)

さて、本題のAIが打ち出した白4カケからの出切りを迎え打っての白8のオサエですが、黒は9、11のハネツギは絶対です。
ここで白12のアテから白14と受ける調子がAIが編み出した新しい手順です。
黒は15、17と押しを決めるのがわかりやすいようです。隅も黒19、21と活きます。

白22が分岐点でいろいろな手があります。上辺の黒石への上ツケには黒23と覗いてきそう。長い変化となります。
上辺の黒石への下ツケはツケ切ってのサバキ。サバキには苦労しないようです。
コスミで中央に頭を出す手は3子を捨てる柔軟性がなければ打てませんが、上辺に展開できるので回りの配石によっては有力です。

左辺曲げる変化もあります。封鎖されても上辺の白が大丈夫であれば左辺重視する場合の選択肢となります。

他にもいろんな変化があると思いますが、こんな手もあるという紹介でした。

(;FF[5]GM[1]AP[RYUSEI : 2.14]CA[SJIS]BS[0]WS[0]SZ[19]PL[B]HA[0]AX[1]KM[6.5]RU[Japanese];B[cd];W[ec];B[hd];W[de];B[dd];W[ed];B[ee];W[ce];B[be];W[bf];B[bd];W[fe];B[ef];W[dg];B[eg];W[dh];B[eh];W[di];B[dc];W[eb];B[db](;W[he]C[上ツケの変化];B[gd];W[fd];B[ge];W[ff];B[gf];W[fg];B[ei];W[gg];B[dj];W[cj];B[dk];W[ck];B[dl];W[cl];B[qp];W[oq];B[lp](;W[qm];B[op];W[qj];B[pq])(;W[np];B[pr]C[ケイマが良いと言われている](;W[qq]C[ケイマにツケコシが一つの筋];B[pq];W[pp];B[po];W[op];B[rq];W[qr];B[rr];W[qo];B[rp];W[or];B[qn];W[ps]C[部分的には黒が少し良いと言われている])(;W[om]C[白、外回りの変化];B[po];W[nn];B[qm]C[地を稼ぐ];W[ip]XM[]C[流石に黒持ちの人が多いだろう])))(;W[hc]C[下ツケの変化];B[ic]C[オサエの一手];W[id]C[キリ違いで捌く];B[he];W[ib];B[jc];W[jb];B[gc];W[hb];B[kc];W[gd];B[ge];W[fd];B[ff];W[gb];B[ei];W[dj];B[fk]C[黒の模様が働かない場合の選択となりそう])(;W[gf]C[コスミの変化];B[fd]C[切りがある];W[gd];B[fc];W[gc];B[fb];W[gb];B[ea];W[jc]C[3子は取られるが、上辺に展開できる];B[ck];W[ei])(;W[ei]C[マゲの変化];B[gf]C[封鎖されるのは覚悟しなければならない];W[hb]C[低空飛行で軆]す];B[hc];W[ib];B[gb];W[gc];B[gd];W[fc];B[ga]C[この手はすぐに打たないと思うが、先手で目を取れることを示す];W[fa]C[上辺目がないのでいろいろな利きに注意が必要]))
ぃーね! (2) エピメテウス  ゆかりか 
棋譜作成
: