えどわーどさんの日記

(Web全体に公開)

2018年
11月10日
23:08

【AIが変えた常識】星への小ゲイマカカリ(1)

タグ : AI,,小ゲイマカカリ,小ゲイマ受け,スベリとツケ,AIが変えた常識
AlphaGo Zeroの論文をもとに作られているZero系のAIは自己学習で強くなっていきますのでだいたい同じような進化をして棋風も同じ様になっていくようです。
例えば星に対してすぐ三々に入るなどは特に有名な手法です。

三々に入るのを好むので星はよくないのかと言えばそうではなくて、だいたい星打ちをするのも面白いところで隅の着手は星が最善と考えている様です。

AIは星に対して三々もしくはケイマカカリとなりますが、ケイマカカリ周辺もAIは独特の打ち方をします。
ケイマカカリに対しては受ける場合は小ゲイマが多いようです。
手抜きも多く、星への両ガカリは全然気にしていないようです。これはイ・セドル対アルファ碁のときからその傾向はありました。

小ゲイマに受けた場合のAIの打ち方ですが、カカリ一本で手を抜くケースもありますが、続けて打つ場合はツケていく定石が良いと考えている様です。(図右下隅参照)

以前のプロの碁ではスベリや星へのヒラキ、2間に高くヒラキなどが普通でした。(図左上参照)

なぜツケていくのか。おそらくスベリでは手を抜かれる可能性が高く後の進行によって三々受けやハサミなどいろいろな手段が残るのが不満とみているのではないでしょうか。
手抜きできるところは手抜いて足早に大場に先行するのもAIの特徴です。
星にツケであれば手は抜き辛く、見通しが付きやすいのがメリットです。

(;FF[5]GM[1]AP[RYUSEI : 2.14]CA[SJIS]BS[0]WS[0]SZ[19]PL[B]HA[0]AX[0]KM[6.5]RU[Japanese];B[dd];W[fc];B[cf](;W[db]C[Zero系のAIが打たないスベリ](;B[cc]C[三々に受ければごく普通];W[ic]C[この分かれなら白も不満なし];B[pp];W[nq];B[qn];W[pq];B[qq];W[qr];B[oq];W[pr](;B[op];W[or](;B[rq];W[np];B[mr](;W[nr]C[継げば穏やか];B[kq]C[この手は周りの配石次第];W[nn])(;W[lq]C[掛ける変化が有名];B[lr];W[jq];B[mq];W[qp];B[rp];W[lp];B[mp]C[この手は保留すると思うが、白の対策を示すために進めてみる];W[po]C[用意の利き筋を行使];B[oo];W[no];B[on];W[mo];B[kr];W[nr]C[部分的には黒無理そうだが、利き筋がたくさんできているのでノゾキは有力]))(;B[np]C[押して厚くするのも一法];W[mq];B[lo];W[qp];B[rq];W[rp];B[qo];W[rr]C[隅が甘くなるのが欠点。周りの配石次第]))(;B[or];W[op];B[nr];W[qp];B[po];W[rp];B[mq]XM[]C[外回りの変化。AIは辛いので隅に入って部分的には満足ではないでしょうか。]))(;B[hc]C[黒には背後から迫る選択肢もある];W[cc](;B[ec];W[eb];B[fd];W[gd];B[gc];W[fb];B[ge]C[シチョウに抱えて一段落。この後、人間の常識では抱えた1子をポン抜きだが、AIは抜かずに上辺の星の上(K-15)やさらに上のK-14などと離して打つのが働いているとみている。])(;B[fd];W[ec];B[gd];W[de];B[df];W[ee];B[ff];W[ef];B[eg];W[ce];B[fg]))(;B[gc]C[打たれなくなった定石。白に有力な対策が見つかったため。];W[gd];B[hc];W[fd];B[cc];W[dg]C[肩ツキが大事];B[cg];W[kd]C[高くハサむ](;B[jc];W[ie];B[lb]C[黒低位で不満];W[di])(;B[jd]C[ツケもうまくいかない];W[je];B[ie];W[id];B[hd];W[jc]C[ポン抜きが大きい];B[ge];W[fe];B[ff];W[ee]C[白捕まらない。先に打っている肩ツキが利いている])))(;W[jd]))
ぃーね! (1) 王虎 
棋譜作成
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