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ツケのネタでいくらでも日記が書ける今日この頃です。
それほどAIはツケが大好きです。
AIの影響を受けている虎丸君もNHK杯でペタペタつけていたけど有力な手段として今後常識として定着していくのでしょうね。
その虎丸君もAIの影響をあまり受けていないと思われる羽根直樹九段に大ヨセの段階で逆転をくらっていましたが、中終盤は読みと形勢判断の世界なので人間が独自に修行する分野だと思います。
先日、囲碁の師匠に指導してもらった碁でも右上の星にツケを打たれました。
大ゲイマにツケは頻出形ですが、単独の星にツケは人間には斬新に見えます。
三々との使い分けは周囲の配置次第なのでしょう。
図の局面では右辺は価値が低く、上辺の価値が高い状況。かといって上辺に掛かるとコスミツケられてイマイチという条件で打たれたと推察します(AIに直接聞きたい)。
三々はLizzie(LeelaZero40ブロック)の候補手には出てきませんでした。
上辺の黒の幅が絶好ということなのでしょう。私にはスカスカに見えますが。
ツケに対し、人間的感覚では上辺の黒ヒラキを活かす意味でも外から押さえるのが普通ですが、AIは内ハネが最善とおっしゃります。
実利を取って外側の勢力はなんぼのもんじゃい、という事らしいです。
ほんと、外勢をなんとも思っていないのがAIです。人間は外勢への対応の仕方が未熟なので外勢を評価しすぎる嫌いがありますが、AIの実利と根拠重視もたいがいだと思います。
あと、AIは序盤でただ守るだけの手は打ちません。石の効率を最大限に追い求めるので得てして戦いの変化になります。このへんは一般的アマチュアにはついていけない分野です。
石の効率を追い求めた梶原武雄九段が生きていたら囲碁AIについてどんな感想を持ったでしょうか。恐らく好意的に受け止めたでしょう。
(;FF[5]GM[1]AP[RYUSEI : 2.14]CA[SJIS]BS[0]WS[0]SZ[19]PL[B]HA[0]AX[1]KM[6.5]RU[Japanese]AB[cc][cd][id][pd][bf][pn][qn][po][op][oq]AW[dc][pc][dd][de][rm][rn][qo][dp][pp][qq]CR[pc]LB[oc:B][qc:A](;B[qc];W[oc];B[qb];W[kc];B[ql];W[pf]C[ここから調子を求める];B[od];W[nd](;B[ne];W[md]C[この手ではキリが最強だが、難しい変化となるのでわかりやすい着手を示す。ノビでも白十\分。];B[of];W[re];B[qd];W[ph];B[og];W[qi];B[jc];W[kd];B[if]XM[]C[変化の一例])(;B[nc]C[このキリは2子を捨てられよくないようだ];W[mc];B[nb];W[ne];B[rl];W[oe];B[qe];W[mb];B[ob];W[if]C[上辺で白が主導権をにぎる進行]))(;B[oc];W[qc];B[od];W[re];B[qf];W[qe];B[pf];W[ob];B[nb];W[pb](;B[ql](;W[pe];B[oe];W[of];B[ph];W[og];B[qi];W[kd];B[le];W[ke];B[kf];W[lf];B[ld];W[kc];B[lb])(;W[mc];B[mf]C[ノソキには直接相手にせずに外勢に回る構\想];W[jp];B[rl]C[すそ空きを地にしようとしているのではなく、隅への狙いを持っている。];W[lq];B[rp]C[置きが狙い];W[ro];B[rr]C[ここまで踏み込める];W[rq];B[qr];W[pq];B[pr];W[sp]C[白は活きを確認して十分とみている];B[nc]C[長いが変化の一例。黒勝率25%。実利の表価が高く、外勢の表]価が低い。]))(;B[mc]C[このような守るだけの手は表価が低い(マイナス2ポイント)])))