tukegiriさんの日記

(Web全体に公開)

2020年
07月29日
22:39

自分なりに考えてみた


 当たり前のことですが囲碁AIというものは着手を教えてくれますがその着手が本当に正しいかどうかは誰もわかりません。さらに人間よりは遥かに強いAIですが機械学習の結果から統計上で勝てそうな手を選んでいるだけなのでその手をなぜ打ったかどうかはAIは言葉で説明はできないです。
それを言葉ででき自分の思考に落とし込んでこそAIを活用すると言い切れるのでしょう。長くなりましたが昨日のツケに下がるのがなぜ悪いのか言葉で説明できた気がするので乗っけようと思います。変なところやおかしいところ、疑問点があったら教えてください。


(;SZ[19](;B[oc];W[pe];B[qd];W[qe];B[rd]TR[pe][qe]C[白は重いので下がれる];W[qi];B[nd]C[古碁でよく見る定石])(;B[qd];W[qe]LB[rd:A][rd:B][rd:C][rd:D][rd:E][rd:F][rd:G][rd:1](;B[rd]C[このサガリを打ったうえでさらに黒が一手かけている形];W[dp];B[oc]MA[pd]LB[pd:A][pd:B]C[ほぼ絶対の利きが残る])(;B[pd]C[こっちのほう自然];W[dp];B[oc]C[これは利かされだけどAが絶対利くわけではない]LB[rd:A])))


まずS16の位置に石が行く手順として一番メジャーなのは古い目外し定石です。S16に打つ意図としては白の石が重い(石数2)ため根拠を奪う?という意味合いがあるのだと思います。だからこの場合は下がる手はいい手なのでしょう。


 次に小目に黒石があり白からつけられたときを考えます(そんなの打たれないけど)。それにたいしS16に下がるのは明らかに不自然です。Q16側に伸びるほうが発展性はあるので明らか良いでしょう。
そしてこの後さらに黒がケイマに構えた形になっています。この形は自然に見えてしまいますが白から絶対の利きが残るというのが弱点です。
  

 小目に横付けられたときに上ノビたあとこすむのは小目小ゲイマジマリに付けられて上に伸びた形と一緒ですが絶対の利きは残りません。S16にはねられたあと手抜いて伸び切られるのはつらいですがケイマの間を裂かれる屈辱に比べたらどうということはないはずです。

ただシタノビ桂馬の形はコスんだ形に比べて地に少し辛いというメリットがあります。Katago40bの目数評価によると0.5目ほどしか二つの形に差はありませんでした。地の得よりも絶対の利きが残るのがでかいということでしょう。確かにでかいコウができたとき一個絶対に利くコウ材があるかどうかは勝敗を分けますし強い人はそうところをに対し敏感に反応している気がします。プロならなおさらそんな手は打たないはずです。
なんかめちゃくちゃに書いてしまいましたがたぶんこんな感じかな~と思います。
ぃーね! (3) えどわーど  わかめ  学一筋 
棋譜作成
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