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タグ : 新年碁会,新星,自戦譜
３日に盛岡市菜園にある岩手囲碁センター開催の新年碁会に参加しました。

横浜からちばちゃんが帰省してくるので地元の裏嶋太郎君と同級生トリオで参加することにしていました。

盛岡駅で新幹線でやってきたちばちゃんと合流し、岩手囲碁センターまでタクりました。ワンメーターちょっとの距離なので一人当たりの運賃はバスと変わりません。

最初６段で申請しましたが、三人とも７段ということに。ここの最高段位は確か８段なのでかなりキツイ設定です。

１局目は５段の方と二子局。序盤そうそうのっぴきならない攻め合いで大コウが発生しました。コウ３手の出入り４０目以上なので１手の価値１５目弱。通常の出入りで換算すると３０目近くになる争いです。
このコウをたいした代償なく勝って優勢を意識しましたが、その後調子に乗って失敗し、形勢不明の碁となりました。
なんとかジゴで勝ちを拾いました。とりあえず１勝したのでホッとしました。

この大会は２敗失格ルールなので最低後２局打てます。
35分切れ負けの早碁です。

２局目は快勝し、ニセ７段としては望外の二連勝です。

３局目が若い方と。正真正銘の７段登場です。
最近岩手に転勤してきたとかで当然初対局です。相手がどのぐらい強いか知らないということは幸せです。ビビることなく打ち進めましたが、序盤早々首が飛んでしまいました。とんでもなく強い人です。

県南の方にお住まいなので早速裏嶋太郎君が各棋戦の地区大会への参加を案内していました。

黒番なので高目です。今回も早々に黒７と締まります。AI戦の影響でカカリ恐怖症に陥っています。

以下はLizzie（LeelaZero #198）を使った解析結果からの反省など。

右上流行の両ガカリ定石です。
黒19のハサミは一路高くの星（21）に打つところでした。
黒23も筋違いでここを打つなら43にトブ（ノゾキ？）ところ。または左上両ガカリに足早に回るところ。
白はすぐに白24、26と切ってきました。
黒の27、29のワタリはいかにも俗筋です。ここでは10の右(R-13）にキリを入れるのがかっこいい手筋です。白は下からアテてわたるくらいなので１子をゲタで取って目を作るところの様です。

白32の曲がりに黒33とハネは悪手で中央の黒4子を弱体化させています。
R-13のキリやほかの手で1手中央に備えるところでした。

白36のノゾキは打ちすぎの様です。黒はP-13から出て1子を噛み取って外に脱出できました。
黒37は3子を捨てる方針ですが、要石なので捨てるのは判断ミス。白は3子取る一手でした。

白40とかねてからの狙いの1手ですが、良くなく黒41では43にノビていればほぼ互角の戦いでした。
黒41が敗着で、白42に石が来ては上辺の痛みが激しく碁が終わりました。
白中押し勝ち。

碁は負けましたが、岩手に新星が現れたのは喜ばしいことです。